フィレンツェの街を訪れるとすぐに感じるのが安心感です。他のイタリアの大都市と比べると、街中の雰囲気も静かで、安心して歩くことができるのがフィレンツェの良さでもあります。
それでも、スリや置き引きなどに遭ってしまうとせっかくの楽しい旅行が台無しですよね。このページでは、知っておくと便利な注意点をいくつかまとめてみました。
準備が大切!出発前に用意をしておくこと
海外旅行保険に加入する
最近は、掛け捨ての海外旅行保険も随分と安くなったようですね。旅行のお守り代わりに加入されることをお薦めします。
クレジットカードに付いている保険は、必ずどの程度まで補償されるのか確認を取りましょう。また、常に持ち歩く手帳に、緊急時の連絡先リストを作り、そこに保険会社の連絡先もまとめて控えておくと良いですよ。
クレジットカードの緊急電話番号を必ず控えておく
万が一、旅行中にクレジットカードを紛失したり、盗難に遭ってしまいなくなってしまった場合に、すぐにカード会社に連絡ができるように、自分のカード番号やカード会社またはカードの発行元の銀行の緊急用の電話番号をきちんと控えておきましょう。それらはお財布の中に入れず、別に手帳に書き留めて置くことが大事です。
お財布の整理
勿論、盗難に遭わないのが一番良いのですが、万が一盗難に遭った時のことを予想して、緊急用のお金を少し別の場所に入れておいたり、お財布の中の整理をするのも重要です。
盗難に遭っても最小限の被害で済む様に、お財布には必要なものだけを入れ、旅行に必要でないものはお財布から取除きましょう。お気に入りのお財布は旅行に持ち歩かないようにするというのも良いかもしれません。
事前にトラブル回避♩フィレンツェで気をつける事
スリに注意!
混んでいるバスの中(特に乗り降りをする瞬間)、美術館などの入り口で混雑している場所、ヴェッキオ橋など人通りが多い場所では、鞄の蓋に手を添えるなど、お財布やカメラが入っている場所を自分で常に確認できるような状態にしておきましょう。
たまに、鞄のチャックや蓋を開けたまま歩いていらっしゃる方を見かけます。ちょっとした気遣いで盗難を防ぐことができます。
レストランのテラス席でも注意!
沢山の人が周りを歩いているので、レストランのテラス席では鞄の置き場所に注意しましょう。テラス席で椅子の背中側においていたハンドバッグを後ろから取られてしまったり、レストランの壁の窪みや脇の棚においていた鞄を、逆側から取られてしまったりすることもあります。自分で管理できる場所に保管することが大事です。
列車の中でも注意!
まさかトランクは盗まれないだろうと思われるかも知れませんが、たまにトランクの盗難もあります。一番キケンなのは、列車が発車する直前と、駅に到着した直後です。
ユーロスターでは荷物置き場がありますが、発車するまで荷物を見張っていたり、到着前に荷物を取りに行くのが良いでしょう。心配であればチェーンキーを利用すると便利です。また上着掛けにコートやジャケットをかけたりする時には、ポケットから貴重品を取り出しておきましょう。
いざとなっても慌てない。盗難に遭ってしまったら?
残念ながら現金などは戻ってくる確立は殆どないのですが、帰国後にカードを再発行してもらったり、盗難保険に入っていた場合の補償を受けるために、現地の警察で盗難届けを提出する必要があります。列車内での盗難については、フィレンツェ中央駅構内にある警察署で、市内での盗難は、各地区の警察署で届けを出しましょう。
万が一、全て盗まれてしまった場合、パスポートだけでもあれば、イタリアに口座を持っていなくても、市内のマネートランスファー(通常は両替屋さんも兼ねています)のオフィス宛てに日本の家族から送金をしてもらうことも可能なようです。詳しくは、マネートランスファーのオフィスで相談して見ましょう。
パスポートを盗まれてしまった場合には、まずローマの日本大使館領事部に電話をし、帰国する為の仮のパスポートをローマに取りに行く必要があります。
心の準備をしておくと、多くの場合、未然に防ぐ事が出来ます。安心して、楽しいご滞在にするためにも、出発前にきちんと準備をしておきましょう。
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