フィレンツェの街には、ボーボリ庭園以外にも、実は、一般公開されている素晴らしい庭園が幾つかあります。のんびりとお散歩をしたり、ベンチで本を読んだり、お花の写真を写真を撮ったり。街の喧噪を抜け出して、緑の中で少し癒されてみるのも良いでしょう。またフィレンツェの街を見渡せる眺めの良い庭園もあります。ミケランジェロ広場とはひと味違った写真を撮る事が出来ますよ。
Giardino delle rose バラ園
Viale Giuseppe Poggi 2, Firenze, Italia TEL 055 2741583
開園毎日(12月25日、1月1日を除く)8:00-20:00 入場無料
サンニッコロ地区からミケランジェロ広場に登る坂道の途中、左手に入り口があります。
ベルギー人のアーチスト、ジャンミッシェル・フォロンの作品が10点、展示されている事から、フォロンの庭園とも呼ばれています。彼の可愛らしい作品は、「猫」、「ウォーキング」、「旅立つ」など、微笑ましい優しさがあり、奥に見えるフィレンツェの赤屋根に絶妙にマッチしています。
ヴェッキオ橋を川向こうに渡り、上流側に向かって歩きます。1つの橋を過ぎて、その先四角い公園が見えたら、公園を横切って右手の路地に入り、Piazzale Michelangeloの表示に従って進みます。城壁を出て、階段を登って行く途中の左手に、バラ園の入り口があります。
Giardino Bardini バルディーニ庭園
Via de’ Bardi 1, Firenze, Italia TEL 055 2741583
開園火曜〜日曜 10:00-18:00 月曜休館 入場料8ユーロ
1641年にフィレンツェの貴族が建てた邸宅が、何人かの貴族の手に渡り、最後、1913年に貴族ステーファノ・バルディーニが買い取り、修復をしたのが現在の姿です。バルディ通りの入り口から入り、邸宅を抜けると庭園へと出る事が出来ます。
庭園にはバラや紫陽花が植えられていて、春から夏にかけて、毎月、色んな種類の花が咲いています。大体の見頃は、
バラ 5月から9月
ダリア 6月から9月
シャクナゲ 3月
アザレア 4月
あじさい 5月から7月
藤 4月半ばから5月半ば
アイリス 4月、6月から8月、11月
藤棚のトンネルは、大変見応えがあるので、5月上旬に滞在される方は是非、見に行ってみて下さい。
一番上には見晴らしの良いカフェがあります。ここでカプチーノを飲みながら見下ろすフィレンツェの眺めは、最高です。
ヴェッキオ橋を川向こうに渡り、上流側に向かって歩きます。1つのアッレ・グラーツィエ橋の交差点を右手に入った先の突き当たり、やや右側にバルディーニ庭園の入り口の建物があります。
Giardino dell’ Iris アイリス庭園
Piazzale Michelangelo, Firenze, Italia TEL 055 2741583
開園 毎年4月25日〜5月20日 10:00-12:30 15:00-19:00 入場無料
1年に1ヶ月だけ開く、期間限定の庭園です。
来ている人はツーリストよりも、お花好きのフィレンツェのお爺ちゃん、お婆ちゃん。とってもナチュラルなレイアウトで植えてあり、オリーブの木の下にカラフルなアイリスが咲き乱れる光景は、圧巻です。お昼休みがあるのでご注意下さい。
ミケランジェロ広場で、街を正面に見て右手の方にアイリス庭園の入り口があります。
中央駅からは12番のバスがミケランジェロ広場に行きますが、ヴェッキオ橋あたりからであれば、十分徒歩で行く事が出来ます。
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