フィレンツェ

フィレンツェのお土産に何を買おう?石鹸、ポプリ編 サンタマリアノヴェッラ薬局

フィレンツェの歴史あるサンタマリアノヴェッラ薬局。フィレンツェ本店の店構えは、さすが歴史を感じさせます。フィレンツェにいらしたら訪れてみて下さい。

OFFICINA FARMACEUTICA DI SANTA MARIA NOVELLA

サンタマリアノヴェッラ薬局

Via della Scala 16, Firenze 
9:00-20:00 基本的には無休(但し、12月25日、26日、1月1日は休業 12月24日は18時まで、12月31日は14:30まで)
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周りは安めのホテルばかりで、本当にここなのだろうか?と思ってしまう様なロケーションですが(笑)、縦書きのネオンが目印です。ガラスの扉を押して中に入ると、既にエントランスから立派!ぷーんと良い香りがしてきます。

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もともと、このお店は、フィレンツェ、サンタマリア・ノヴェッラ教会付属の薬局でした。薬局とはいえ、売られているのは昔の「お薬」。長い歴史を持つこの薬局では、昔ながらの製法で今も作られている素敵な香水やポプリ、リキュールや石鹸、自然のサプリメントなどを購入することが出来ます。

1221年以降、ドメニコ派修道士達がフィレンツェにやってきて以来、サンタ・マリアノヴェッラ修道院内では既に畑では薬草が栽培され、修道院内の病んだ修道士達を治療するためにそれらが使われていたそうです。1300年には既に”Acqua della rosa”(アックア・ディ・ローザ=薔薇水・現在も販売されています)を教会外にも販売し始めます。
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1612年に修道院外部へ香料や薬草リキュール、クリーム、エッセンスなどを販売する目的で、修道士Fra’ Angiolo Marchissi(フラ・アンジョロ・マルキッスィ)の監修の元、トスカーナ大公のお墨付きで現在の薬局が開かれました。

1866年に修道院を完全に離れ、一度、国の管理下に置かれた後、Cesare Augusto Stefani(国の所有になる前まで管理をしていた最後の修道士の甥)が薬局の所有者となり、以後ステファニー家が4代に渡って現在もこの薬局の管理を行っています。

フィレンツェにはどの修道院にも、こうした薬局があったのですが、サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局以外、現在残っている薬局の殆どは、1800年代 後半に国の管理下に置かれた後、市の薬局として現在も運営されています。他の薬局が、現代医学の薬局として変化を遂げたのに対して、昔のままの姿をそのまま残したサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局の特異性は、個人の企業に渡ったという経緯によるのかも知れません
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1612年から1848年まで、売店は、現在のエルボリステリーア(薬草などを扱う薬局)のある場所にありました。現在の売店がある部屋は、もともとは病んだ修道士達の為のミサを行っていた、聖二ッコロ礼拝堂と呼ばれる礼拝堂だったそうです。1600年代に火事で焼けてしまって以来、倉庫として長らく使われていたのですが、1848年に修復されて、販売サロンとして利用されています。各コーナーで欲しいものが決まったら、売り場の人に伝えると、カードをくれます。それを持って、中央サロンの奥のレジコーナーに行くと、お会計をしてくれて品物を渡してくれます。
勿論、一定金額以上は免税の手続きも可能なので、パスポートのコピーもお忘れなく♩
(写真は更に奥の売店です)

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お馴染み、サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局の石鹸。”Sapone Fior d’Iris”(アイリスの石鹸)が有名です。ミントもあります。どんな香りなんだろう・・・。手にとって見たい時には、店員さんにお願いすると恭しく棚から取り出してくれます。

また、香水などは、壁際には重厚な棚が並んでいて、カウンターで試すことが出来ます。

お勧めは、真空パックになっているpot popurri(ポット・ポプリ)。バスルームに少量、小皿に置いておくだけで、本当に長持ちします。自然素材だけを使っているからとてもよい香り。お土産にも良いですよ。
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右手のお部屋の奥にはエルボリステリーア(薬草を扱う薬局)があります。今でも、症状を伝えると、エルボリスタと呼ばれる薬草の薬剤師さんが、自 然の成分で出来たお薬を処方してくれるんですよ。ここには、売店には置かれていない限定グッズなどもあるので、是非このエルボリステリーアも訪れていただきたいです。 ここで買える”The’ alla rosa”(テ・アッラ・ローザ=薔薇の紅茶)もオススメです。昔販売されていた商品や石鹸型など使われていた道具も展示されています。
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このお部屋の奥の窓からは、裏の中庭キオストロ・グランデ(今は軍の士官学校)が見えます。たまに警察学校の人がランニングしています(笑)。
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広い売り場の右手、突き当りの小さな売店の右側には、小さな礼拝堂と素敵なティールームがあります。ティールームでは、サンタマリアノヴェッラ薬局で販売されているハーブティやチョコレートなどをここで味わう事が出来ます。とっても素敵な空間なので、お買い物のついでにここでお茶をされるのもお勧めです。

ティールームの反対側には小さな礼拝堂が公開されており、素晴らしい1300年代の「キリストの生涯」のフレスコ画が残っています。割と珍しい円卓の最後の晩餐を是非ご覧になってみて下さい。

サンタマリアノヴェッラ薬局は、フィレンツェの歴史を感じさせる名店だと思います。

Via della Scala 16, Firenze

Via della Scala 16, Firenze 
9:00-20:00 基本的には無休(但し、12月25日、26日、1月1日は休業 12月24日は18時まで、12月31日は14:30まで)
免税手続き可

ラ・カーサ・ミーア 奥村千穂

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