フィレンツェからローカル列車で20分程、美味しいお菓子屋さんが何軒もある街です。お菓子好きの方だったら、甘いイタリア式の朝ご飯をプラートまでわざわざ行っちゃうかも!
Prato プラート
フィレンツェから列車やバスで、日帰りで行ける街は沢山あります。ここでは、日帰りで行けるお勧めの街を紹介します。市内観光+日帰りで行ける街を1つか2つとなると、やはり1週間は必要かもしれませんね。トスカーナの魅力を十分に満喫する為には、ゆったりペースの日程組みをお勧めします。
「見所一杯のフィレンツェも楽しいけれど、ちょっとツーリストが多すぎて疲れた・・・」という方、「イタリアの普通の街が見てみたい」という方におススメなのが、フィレンツェの隣町プラート。フィレンツェ中央駅からローカル列車で25分、片道2.5ユーロと、簡単に行けてしまう気楽な日帰り旅行先の1つです。
Prato Porta al Serraglio ( Prato Centraleの次の駅)で降りると、目の前が既にメインストリート。
小さな可愛いお店が沢山あるメインストリートを進むと、ドゥオーモがあります。ここには、フィリッポリッピの傑作、「ヘロデの宴」を見る事が出来ます。ゴシック様式のファサードの右側には、珍しい屋外式のドナテッロ作の説教壇がついています。
プラートは実はお菓子の街。メインストリートには、有名なアントニオ・マッテイの本店があります。創業以来変わらないトレードマークの青い包装紙のビスコッティ・ディ・プラートは、今も変わらず昔のままのレシピで、ここで作り続けられています。ここでしか買う事が出来ないお菓子もあり、ドルチェ・マニアの人は是非行くべし。
Biscottificio Antonio Mattei
Via Bettino Ricasoli, 20, Prato
小さな街なのにレベルの高いお菓子屋さんがギュッと凝縮されているのがプラート。ここ、ルカ・マンノーリもそんなお店の1つです。ゆるゆるカスタードクリームの入ったブリオッシュが絶品。
Pasticceria Luca Mannori
Via Lazzerini 2, Prato 城壁を出て、左に行った先、信号を反対側に渡った所にあります。
こちらは、ドゥオーモの近くにあるお菓子屋さん、ヌオーヴォ・モンド。一見、気取らない居心地の良い普通のバールですが、菓子職人パオロ・サッケッティが生み出す美しいドルチェがずらりと並んでいます。桃の形のペスカはリュキュールたっぷりで大人の味ですが、インパクトのある美味しさでした。
Nuovo Mondo
Via Giuseppe Garibaldi, 25, Prato
お菓子屋さんは月曜日がお休みの所が多いので、月曜日以外の平日の午前中に行くと、メインストリートのお店も開いていて良いと思います。お菓子の街プラートで、ドルチェ三昧の朝ご飯もきっと楽しいですよ。
プラートへの行き方
フィレンツェ、サンタマリアノヴェッラ駅(中央駅)からローカル線で25分、片道2、5ユーロです。PRATO PORTA AL SERRAGLIO という駅で降りると、街の中心部に着きます。時間帯によって30分に1本、または1時間に1本列車があるので、事前にダイヤを調べておくと良いでしょう。切符は新聞屋さんや自動販売機でも買えます。乗る前に緑色の機械で、ガチャンと改札をするのを忘れない様にしましょう。
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