中央市場の周辺等でも安く売られているフィレンツェ名物のマーブル紙のステーショナリー。でも本物のマーブル紙は1枚ずつ手で作られ、とっても手が込んでいます。
フィレンツェ名物マーブル紙の老舗、Il Papiro イル・パピロ
VIA DE’ GUICCIARDINI 47, FIRENZE
大理石の様な美しい模様が入った紙のことを、carta marmorizzata(カルタ・マルモリッツァータ)と呼びます。昔、1500年代にパリとフィレンツェで流行ったこの工芸品の職人技は、フィレンツェではその後500年間続き、今も完全に手作業で行っている工房があります。
フィレンツェの郊外にあるイル・パピロの工房もその一つ。
一日に1人の職人さんが60枚しか作れない、貴重な伝統工芸品です。
特殊な海藻を煮だして溶かした水を張った水槽に、様々な色のインクをたらして、櫛を水平に動かしたり上下に動かしたりしながら数回通すことにより、表面にこのような美しい模様が出来ます
更にその上に紙を静かに置いて行きます。私も実際に試してみたのですが、コレがなかなか難しい!空気が入ってしまうとそこが白く残ってしまうので、まさに職人技。
出来上がり♩
彼は、お父さんと一緒にパピーロの工房でこのマーブル紙を専門に作っています。こうして次の世代に伝統工芸の職人技が引き継がれている事もまた、フィレンツェの街の魅力の一つだと思います。
こちらは一番人気のブルー。
イル・パピロでは、これらマーブル紙で作った手帳やしおり、ブックカバーやステーショナリーを販売しています。勿論、単品で紙だけの購入も可能です。
こんな色合いや・・・
こんな色合いもあって、見ていて楽しいです。
イル・パピロは、フィレンツェの街の中に何軒か店舗がアリ、ドゥオーモの後ろ側、メディチリッカルディ宮殿の先、ピッティ宮殿の近くにあります。ピッティ宮殿の近くのお店では、デモンストレーションを見る事も出来ます。
これらのマーブル紙を使ったブックカバーやカード、ステーショナリーなどを買う事が出来ます。大切な方へのフィレンツェのお土産が見つかりますよ♩
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