レストランでのオーダー方法とフィレンツェの名物料理
せっかくの楽しい旅行、食事だって、気持ちよく、楽しみたいですよね。レストランによってもまちまちですが、それ程、高級なお店でなければ、特にオーダーするお料理のマナーと言うものはありません。但し、慣習として、いくつかのポイントを知っておくと更に楽しくお食事が出来るでしょう。
また、以下は沢山のバリエーションがあるフィレンツェの名物料理のほんの一部ですが、どれも是非味わっていただきたいお料理です。フィレンツェで旅の美味しい思い出を沢山作ってくださいね。
・お料理の順番は?
- ANTIPASTO(アンティパスト=前菜)
- PRIMO PIATTO(プリモピアット=第一皿 パスタ、スープ、ニョッキ、リゾットなど)
- SECONDO PIATTO(セコンドピアット=第二皿 肉料理または魚料理)
- CONTORNO(コントルノ=サラダや温野菜などの付け合せ。
- セコンドと一緒に出てきます)
- DOLCI(ドルチェ=お菓子。コーヒーも一緒に頼むと、通常は先にお菓子が出てきて、食べ終わった頃にコーヒーが出てきます。
イタリアのレストランでは、よほど高級なところに行かない限り、これら全部を順番に食べなくてはいけないと言うことはありません。イタリア人でも、全部食べられない人もいます。
お腹の具合に合わせて、前菜+プリモだけ、またはセコンド+サラダだけ頼んでもOKですよ。
レストランは、ランチは12時から、ディナーは8時から始まります。フィレンツェは観光地なので、夜7時半頃から開けているレストランも沢山ありますよ。
よほど高級なところでない限り、子供連れでも気軽に入ることが出来ます。但し、他のお客さんに迷惑がかからないよう、気配りは必要です。
VINO(ヴィーノ=ワイン)
ワイン好きの方にとっては、ワイン選びは楽しみの1つですよね。もしそれ程ワインに詳しくなくて、食事に合わせて手頃な値段のワインを楽しみたければ、"vino
da tavola"(ヴィーノ・ダ・ターボラ)を頼みましょう。大概、美味しいキャンティワインが出てきますよ。ロッソ(赤)かビアンコ(白)を選んで、量を選びます。
bicchiere(ビッキエーレ=グラス)
mezzo litro (メッゾリートロ=1/2 ボトル)
una bottiglia (ウーナボッティーリア=ボトル1本)
また、トラットリーア「イ・ラティーニ」など、2リットルの大瓶がドカンとテーブルの上に乗っていて、好きなだけ飲んで、お会計の時にウェイターさんが目分量で飲んだ量を計算するお店もあります。
ANTIPASTO TOSCANO
(アンティパスト・トスカーノ=トスカーナ風前菜の盛り合わせ)
塩気の強いトスカーナの生ハム、フィノッキオーナと呼ばれるフェンネルの種で味付けしたソフトサラミ、トスカーナ風サラミ、鶏のレバーペーストをのせたトスカーナ風クロスティーニ、フレッシュトマトをのせてオリーブオイルをたっぷりかけたブルスケッタなどが盛り合わせになっています。
カジュアルなレストランやトラットリーアではかなり量があるので、2人で1人前をシェアするくらいで丁度良いと思いますよ。
赤ワインをグイグイイケル前菜です。但し、付け合せのパンを食べ過ぎないように・・・後で苦しくなります(笑)
POLENTA FRITTA(ポレンタ・フリッタ=揚げたポレンタ / 前菜)
とうもろこしの粉を練って作った黄色いポレンタを四角く切って揚げたもの。秋にはポルチーニ茸のせも美味しいですよ。食欲をそそります。
どちらかと言うとトスカーナの田舎町のトラットリーアなどで出される前菜です。
LARDO DI COLONNATA(ラルド・ディ・コロンナータ / 前菜 )
トスカーナの海側にある大理石の街カッラーラ近郊のコロンナータ村の名産ラードです。大理石の四角い槽に塩、ハーブ、胡椒などをまぶした豚のラードをじっくりと寝かせたもの。超薄切りにしてトーストしたパンの上などにのって出てきます。美味しいですよ。
PAPPA AL POMODORO(パッパ・アル・ポモドーロ / プリモピアット)
フレッシュトマトとバジルが採れる春〜夏期のみの限定メニューです。フィレンツェにいらしたら是非食べていただきたい一品です。
固くなった塩なしのトスカーナパンを水で戻して絞り、トマトソースでグツグツと煮込み、最後にフレッシュバジルを添えたトマト風味のパン粥です。食べる前にオリーブオイルをタップリと振りかけて頂きます。
私はフィレンツェのレストラン・チブレオのニンニクが利いたパッパ・アル・ポモドーロが大好きなんですよ。
RIBOLLITA(リボッリータ / プリモピアット)
秋〜冬限定のフィレンツェ名物のこのスープを飲むと体が温まります。肉なし野菜のみのスープなので、ちょっと肉料理に疲れたときに食べると良いお腹に優しいお料理です。
このスープに使われる黒キャベツはイタリアでもトスカーナ地方でしか栽培されない野菜です。セロリや人参、黒キャベツそしてインゲン豆、そして水で戻した固くなったトスカーナパンを一緒にグツグツと煮込んだスープです。トスカーナ地方の農村の食文化の原点ともいえる素朴なスープ。是非味わってみて下さい。
PAPPARDELLE AL CINGHIALE
(パッパルデッレ・アル・チンギアーレ / プリモピアット)
トスカーナ州で野生の猪狩りが行われるのは秋〜冬にかけて。と言うことで冬場限定のお料理かと思いきや、お肉は冷凍して保存できるので、一年中食べることが出来るそうです。
粒胡椒を効かせてしっかりと煮込んだ猪肉のパスタソースは、太目のきしめんパスタに良く合い、赤のキャンティワインがすすみます。
TRIPPA ALLA FIORENTINA
(トリッパ・アッラ・フィオレンティーナ / セコンドピアット)
これもまた赤ワインに合う一品です。
牛モツのハチノスの部分を下茹でして、トマトソースでじっくりと煮込んだもの。中央市場近くのトラットリーア・マリオのトリッパが最高です。
BISTECCA ALLA FIORENTINA
(ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ =フィレンツェ風Tボーンステーキ / セコンド)
「最低でも800g以上なくてはいけない!外はカリカリ、中はかなりのレアだけれど、中までアツアツでなくてはいけない!骨付きでなくてはいけない!」等など・・・ビステッカに関しては、フィレンツェ人はかなりこだわります。
このフィレンツェ名物のビステッカは、赤身で脂身が殆どなく、さっぱりしていて味付けも塩のみとかなりシンプル。必ず焼き加減はレアで出されます。
食べる方も、この貴重なビステッカを、気合を入れて食べなくては、牛さんに失礼(笑)。
ビステッカは最低2名分からで、1枚の大きさは大体800〜1200g。2人だったら小さめを1枚+サラダ、3〜4人でも、前菜+大き目のビステッカ1枚+サラダを一緒にとって分け合うくらいが丁度良いと思いますよ。食べる前にオリーブオイルをかけると美味しいです。
ROSTICCIANA(ロスティッチャーナ=スペアリブ / セコンドピアット)
意外と知られていないのが、フィレンツェで食べる豚肉の美味しさ。
ロスティッチャーナと呼ばれる骨付きのスペアリブをローストした1品は、「ビステッカは大きすぎるけどお肉を食べたい」という時にお薦めです。
焼き方はお店によって違いますが、al forno (アル・フォルノ=オーブン焼き)、all'arrosto (アル・アロスト=炭焼き)など様々です。もちろん手づかみOKですよ。
TORTA DELLA NONNA
(トルタ・デッラ・ノンナ=おばあちゃんのトルタ / デザート)
サクサクのビスケット生地の中にカスタードクリームを詰めたシンプルなお菓子です。アーモンドの風味が香ばしくてなかなか美味しいですよ。
MILLE FOGLIE(ミッレ・フォーリエ=ミルフィーユ / デザート)
フィレンツェ名物というわけではないけれど、最近、フィレンツェのレストランで良く出されるデザートです。サクサクのミルフィーユ生地に生クリームを混ぜたカスタードクリームを挟んで粉砂糖を振り掛けたもの。これもなかなか美味しいデザートです。
FRACOLE CON IL MASCALPONE
(フラーゴレ・コン・イル・マスカルポーネ=イチゴのマスカルポーネチーズ添え / デザート)
これも良くフィレンツェのレストランで良く出されるデザートです。フレッシュなイチゴにマスカルポーネチーズをのせたもの。結構さっぱりしていて美味しいデザートです。
このサイトでご紹介しているレストラン、「チンギアーレ・ビアンコ」でも出されていますよ。
BISCOTTI AL PRATO
(ビスコッティ・ディ・プラート=プラートのビスケット / デザート)
カントゥッチーニとも呼ばれる固めのアーモンドビスケット。フィレンツェの隣町プラートの名物のお菓子です。
VIN SANTO(ヴィン・サント)と呼ばれる甘いデザートワインが一緒に出てきて、それに浸しながら食べます。
AMARO
(アマーロ=胡桃のリキュール / 食後酒)
食後に飲むと胃がスッキリとする食後酒です。アルコールに胡桃を漬け込んで作ったこのお酒は、見た目は真っ黒で、飲むと心地よい苦味が口に広がります。結構強いお酒ですが、お酒が好きな方は是非お試し下さい♪